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 土曜日の深夜、悪寒がして目が覚める。「咳いっぱい出てたから、朔弥の風邪がうつったのかな」「草むしりいっぱいしたから、花粉症かな」「そもそも今夏だったっけ?こんな寒い格好で寝ているからかな」なんてうつろうつろしながら便所へ行き、小便をして、二階に戻り、長袖長ズボンに履き替えようとしたら一気にガタガタ震えだして、小鹿のようになった。

 これはあれだ、風邪だ。朔弥君と別の部屋で震えや不安を押さえ込むようにして眠る。

日曜日。37度台まで下がる。といっても計っていないため、下がったかどうかは定かではないがおそらく39度近かったのではないか。理子さんに伝え、理子さんと朔弥君は理子さんの実家に行ってもらい、一日寝てすごすことにする。つもりが、昼に起きた時にあまりに手がべたついているので手を洗おうと洗面所に行ったところ、右というか右耳の下がボッコリ腫れている!「ごはんがすすむくん」みたいになってる!

 あわてて理子さんにLINEすると、「ごはんがすすむくん」の画像と俺の顔写真はあっさりとスルーして、「おたふくじゃないの?クラスにいなかったっけ?」と。あらら!確かに。あわてて今度は実家の母親に電話。母子手帳には「昭和58年1月耳下腺炎左耳のみ」とあるとか。腫れてるの右耳だし!

 ということで学年の先生にメールして、月曜日の補欠授業考えて、夜間の緊急病院へ。おたふく風邪は感染症なので隔離されて数十分。結局「翌日に耳鼻科に行ってください」という想定通りの診断。後藤正文『何度でもオールライトと歌え』読了して寝る。

 月曜日。学校に連絡して耳鼻科に行く。耳鼻科でも大人のおたふくかどうかの判断は難しいらしい。高熱の期間が短かったことと、小さい頃になっていることと、左頬がなんともないことを鑑みると、おたふくよりも急性耳下腺炎の可能性が高いらしい。が、材料も例外があることから、最低でも水曜日まではおたふくの可能性がある限りは職場に行かないようにとのこと。ありゃりゃ。毎年なら疲れてくる時期なので正直助かったと思うかもしれないが、今年はとにかくやりたいことや見届けたいこと、立ち会いたいことが沢山ある学級なので心底落ち込む。そして理子さんや朔弥君に会えないことがこれほどまでに孤独なのかと夕方から思い知る。夕方一瞬荷物取りに来た理子さんが珍しく愛しく見えたもんな。病気のせいだ。

 熱が落ち着いていることから、在宅仕事をやろうと思っているのだか、やはり頭がぼうっとしていて、そして少し動くと右頬がズッキューンと痛むため何もできずにいる。「作文と教育」の原稿を1ページ書いたところでやめる。明日こそ休みつつ動きたいところだ。


 小沢健二のアルバムに入っていない楽曲たちを集めにかかりたい。シングルCD(短冊のやつ)を探さないと。

ポンコツ通信

江別と育児と俺。

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